にきびあと治療

スキンニードリング(エンビロン方式)治療

にきびは一時的なものであったとしても、陥凹するにきびあとは一生憂いを残すものとなります。本来にきびは「尋常性ざ瘡」という病気であるにもかかわらず、その病気が原因でできたにきびあとは保険診療で治すことができません。こういう背景があるからこそ、「治したい」という思いが私にはあります。ただ、陥凹するにきびあとに関しては、簡単な治療では改善が難しいことが多く、「施術を受ける治療」よりも「治る治療」を優先して施術していきます。よって、施術に痛みを伴ったり一定期間赤みがあったりと頑張って頂かないといけないことも出てきますが、良くなることを第一に目指して治療計画を立てていきたいと思います。 新しくできるにきびが多い方は、まずはにきびあとの原因となるにきび治療から入ります。

スキンニードリングとは

スキンニードリングとは、1~3mmの針で皮膚に無数の小さな穴を開けて微小出血を生じさせ、出血に伴う血小板からの成長因子の放出により、自分のコラーゲンを誘導して新しい肌に置き換える画期的な治療です。
CO2フラクショナルレーザーでも治療は可能ですが、色素沈着などが起こる率や、経験的に得られる効果の大きさから、にきびあと治療に適した方式でのスキンニードリングを第一選択の治療としています。
にきびあと(陥凹)治療では極力長い針を使用しますが、確実な効果を出すためにダーマペンなどの機械的な器具を使用せず、すべて用手的に施術を行っていきます。この方式により、確実に目的の深さまでの施術が可能になり、高い効果をご実感いただけるようになります。(詳しくはこちら)

にきびあとの赤みはM22で治療します(詳しくはこちら)

CO2フラクショナルレーザー治療

フラクショナル(=まばら)照射と肌再生のしくみ

欧米では美肌治療として皮膚を浅く削り、その後再生を促し若返りを図るということが行われてきましたが、白人以外では術後の色素沈着などリスクの高い治療でした。そこで、まばら(=フラクショナル)に照射して微細な穴を無数にあけてその部分だけ組織を蒸散させてやると、そこから創傷治癒反応が起こり、皮膚の再生が促進され肌が入れ替わります。面で削らず無数に円柱状に削ることで、術後の色素沈着、瘢痕、赤みなどのリスクも大幅に減少し、効果的で安全なフラクショナル治療が可能となりました。

フラクショナル(=まばら)照射と肌再生のしくみ

期待できる効果

  • ニキビあとの改善
  • 毛穴の引き締め
  • 老化現象による様々な症状(シワ・たるみなど)の改善
  • 妊娠線・傷あとの改善など

当クリニックでのCO2フラクショナル治療の特徴

効果を最優先に考えたハイパワーな照射法をします

にきび跡(陥凹)を滑らかにするには、生半可な治療方法で結果を得ることは難しく、機器の種類の選択以上にどのような設定値で照射するかが重要です。照射エネルギー、照射密度など、総合的にメーカー推奨値の10倍くらいまでの強設定値で照射します。
(※ダウンタイムや痛みなどを考慮し、標準的な照射もご希望にあわせてしています)

効果を最優先に考え、陥凹の目立つ部分には2度打ちをします

陥凹の目立つ部分のみに強設定値で照射し、さらに全体に標準的な照射法を重ねることで、効果を出しながらダウンタイムの少ない治療をします。

最速で結果を出すために、陥凹部のエッジの角を取る「面取り」をします

角の立ったエッジすべてに、手作業でCO2レーザーを使用して角をとります

手作業で<span class=CO2レーザーを使用して角をとります"/>
1回で最大限の効果を出すために、他の施術とのコンビネーション治療を行います。

フラクショナル治療施術後にジェネシス治療を1ヶ月ごとに2回行います。またZO SKIN HEALTHと併用治療することで、フラクショナルレーザーによる合併症(色素沈着など)のリスクが減少し、根本的な肌質改善治療、にきび肌治療もあわせて可能になります。

最新のCO2フラクショナルレーザー(アキュパルス)を使用します

このレーザーでは、マイルドな標準的な設定から効果を最優先した強設定まで幅広い設定が可能です。また、剥削モードも4種類と多く、細く深い穴をあける「DEEPモード」、広く浅く皮膚を削る「Superficialモード」があり、さらにこの2通りの剥削を1回の照射で同時に行うことができる画期的なレーザーです。

4種類の剥削モード 実際にこのように微細な穴を無数にあけていきます

症例

症例

よくあるご質問

治療回数は何回くらい必要ですか?
強設定での施術の場合は2,3回程度、標準的な設定では5回程度とお考えください。3~4ヶ月あけて施術していきます。効果は症状によって異なり、個人差もあります。
いつ頃効果が現れますか?
効果が出始めるに1~2ヶ月程度かかります。特に強設定での施術ではその後も効果があがっていくことも多く、次の施術は3~4ヶ月間待ってからの施術となります。
治療は痛いですか?
高濃度麻酔クリームや神経ブロック注射などを使用し万全の対策をして受けていただきますが、痛みは完全には抑えられません。個人差もかなりあり、施術部位や施術内容によっても異なりますが、設定値があがれば痛みも増します。
かさぶたなどのダウンタイムはどのくらいありますか?
かさぶたは通常5~7日前後で脱落します。設定値にもよりますが、赤みが数週間~数ヶ月残ることもあり、一時的な色素沈着が起こることもあります。施術あとを目立たなくするメイクのご用意もあります。
施術後に炎症性の色素沈着が起きた場合はどうなりますか?
特に高設定での施術では、炎症性色素沈着が3~4週間目あたりから起こりやすくなります。万が一、色素沈着が起きても3~6ヶ月で自然に軽快することがほとんどですが、ZO SKIN HEALTHなどを併用して頂くと、治療効果のアップだけでなく、このようなレーザーでの合併症をかなり少なくお受け頂けます。
洗顔やお化粧はいつからできますか?
洗顔は翌日から可能になります。メイクは施術内容にもよりますが、翌日から数日後で可能となります。
術後、気をつけることはありますか?
日焼け対策は必須です。日焼け止めのご使用をお願いしています。

料金

CO2フラクショナルレーザーの料金案内はこちら