レチノール使用時の赤み・かさつきなど・・・・これは適正使用ではありません。
ビタミンA反応があっていいのは、レチノール使用開始初期とトレチノイン使用の時だけです。
継続使用を目的とするレチノールでのビタミンA反応は、単なる勘違い使用法であり、生涯使用することを目的とする場合にはそれに適した使用法にする必要があります。
肌がかさかさになったり、つっぱったり、赤みがでたり・・・
通常であれば肌の調子が悪いと誰もが感じることであり、実際その通りでしかありません。
しかし、レチノール使用の時に同じことが起こると、悪いこととは思わない勘違いと感覚の麻痺を起こしてしまいがちになります。
この勘違いは、本来は好ましくないビタミンA反応であっても、それを上回る肌質の良さがついてきてしまうことや、レチノールではこういう反応はある程度はしょうがないという間違った固定観念に起因します。
その肌質の良さは見かけ上だけでいうと喜ばしいことになりますが、レチノールを使う事によって、ご自分ではなく、ご自分の肌が喜んでいるかどうかをお考え頂きたいのです。
単なる肌磨きであるのか、それがスキンケアになっているのかは大きな違いです。
レチノールの種類を問わずその使用法で重要なことは、第一に肌のコンディションがよくなることであり、見た目がよくなるかどうかを第一の判断基準にしてしまうと、スキンケアにつながらなくなることが多々でてきます。
そもそもレチノールの使用目的は、心躍るような肌質を作ることではないのです。まずは肌のコンディションが良くなることが先であり、その順序が逆になることはありません。
自分が驚くほど肌質が良くなっている場合は、それが「スキンケア」の範疇であるかをお考え頂きたいと思います。自分の持って生まれた肌の限界を超えて良くなっている場合は、肌は危機的でありバリア機能が壊れてしまう前兆の可能性があることを認識する必要があります。
もっともっと綺麗にという欲が肌の限界を超えてしまいがちです。
剥けた、つるっとした、肌質が格段によくなった・・・これは短期使用ではいけたとしても、人生を支えるスキンケアにはつながらなくなり、レチノール効果と副作用は紙一重ともいえます。
特にZOなどの海外製高濃度レチノールでは、この勘違いを起こしやすくなります。
ZOの高濃度レチノールを使用するとビタミンA反応がコントロールできなくなることが多く、その結果我慢して甘んじた使用法をさせざるを得なくなることから、それが「しょうがない適正な使用法」との勘違いが蔓延してしまったと思っています。剥けたら肌質が良くなる・・・これもレチノール使用においては前述のごとく勘違いであり、少し感覚をかえて頂きたいと思います。
またトレチノインとの勘違いもあるかもしれません。
トレチノインは、短期間限定で目的があって使用するもので、レチノールとは全く目的が違います。
レチノールとトレチノインは同じビタミンAでも、目的も効果も全くの別物と考えるべきで、レチノールを多く使用してもトレチノインと同じにはなりません。むしろそのような使用法は、レチノール特有の皮膚炎などの不素直なトラブルを多く引き起こします。
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