
GAUDISKINでは3種類のレチノール濃度の製品をラインナップしています。
その理由は、それぞれの濃度がなければレチノール治療が成り立たないからです。
2つの性格の異なるレチノールで構成されているデュアルレチノシリーズの基本設計はそのままに、レチノール濃度をデュアルレチノプラスの半分に設定したものが「デュアルレチノライト」、さらにその半分にしたものが「デュアルレチノエクストラライト」となります。
他社レチノール製品で比較すると、デュアルレチノエクストラライトが、ナノメッドVAエッセンスやナビジョンDR TAレチノアドバンスと同程度とお考えいただくとイメージしやすいと思います。
✅私のクリニックでのレチノール3製品の使い分け
GAUDISKIN発売当初、レチノール製品はデュアルレチノプラスのみであったため、多くの方にプラスを使用していました。しかし、現在私は、デュアルレチノプラスを新規で処方することはほとんどありません。
その理由は、いい結果をキープするために、必ずしもそこまでの高い濃度は必要がないことがわかったからです。
実際、プラスからライトに濃度を下げても、肌質が低下したと思われる方はほとんどおられず、結果として無理のない形で安全な長期使用が可能となりました。
その後、ライト、エクストラライトが製品ラインナップに加わってから、現在ではほぼライトとエクストラライトのみでレチノール治療を行っています。
さらに年々、エクストラライトの使用率が上がってきており、2025年12月時点で、エクストラライト5割、ライト4割、プラス1割以下(※プラスは昔から使用してきている方がメイン)となっています。
製品の使用割合は、治療方針や通院される患者様の年齢層などによっても異なると思われますが、私のクリニックのような中高年の患者様の治療をメインとしているところにおいては、上記の使用割合で経過良く治療できていることもご参照いただきたく思います。
例外的なケースとして、エクストラライトであっても、年に数人ほどの極少数の方においては使用が難しくなる方がおられます。その場合は、デュアルレチノシリーズのレチノールとは成分が異なりますが、JMEC社のRAクリーム(生体内にはない合成レチノールのタイプ)を1日1回に落として使用しています。
✅レチノール濃度に対する考え方
世間一般でのレチノール治療では、レチノールの使用濃度が必要以上に高く設定されていることが少なくありません。
この濃度が不必要と判断できるようになるには一定の経験が必要となります。レチノール使用経験を多く積み重ね、肌を正しく評価できるようになるほど、レチノール濃度は下がっていくと思います。
現在使用している濃度よりも、1ランクさげて使用された方が結果的に適切な使用方法となる方が予想以上に多くおられると思っています。
また、週1~2回しか使用できないといった使用方法では、製品そのものが合っていません。
レチノールは毎日安定して使用(※最低でも隔日使用)できることが前提となる成分のため、その使用が可能な製品を選択してください。 GAUDISKINのレチノール製品はこの考え方に基づいて設計されています。
海外製レチノールを週1~2回で使用されている方もおられますが、この使用方法では開封期限を超えてしまう事から分かるように、日本人の肌に合わない製品を商品として成り立たせるための苦肉の策であると捉えています。レチノールは毎日貯金できる使用法ができて初めて正解となります。
また、その使用方法がビタミンA反応を伴うものである場合は、そもそもレチノール使用方法としては適切ではありません。
治療する側もされる側も、特に最初は高濃度に魅力を感じてしまうのは致し方ないところです。
しかし、本当の答えは一歩さがったところにあります。
レチノール治療においては、肌がきれいになることも重要な目的の一つですが、肌のコンディションが安定して良くなることがすべてです。
