レーザー併用GAUDISKIN
セラピューティック
炭酸ガスレーザー併用例①

顔にはしみだけでなく、ほくろや脂漏性角化症(しみが盛り上がったようなもの)などの小皮膚腫瘍もあることがほとんどです。
しみに対するQスイッチレーザーだけでなく、削るレーザーである炭酸ガスレーザーをこれらの小腫瘍を除去するために、セラピューティックのほとんどの例で3週目あたりで併用しています。

セラピューティック下では、創治癒が早くなり、炎症による色素沈着も起こりにくいので、炭酸ガスレーザーとの相性も良くなります。

初日のしみレーザーで完全には取れなかった難治性のしみがあれば、3週目の時に炭酸ガスレーザーで削って取ってしまうと、最終的にしみの取り残しがなくなります。

炭酸ガスレーザーを併用しなければ、全く結果がでなかったと思われるセラピューティック例をみていきましょう。

☑️症例
注)この症例は昔の症例のため、18週間のZOセラピューティック時代のものです。
なぜZO時代の症例をだしたかというと、最近ではこのように超多数削ることは珍しいことではなくなってしまったために、炭酸ガスレーザー直後の写真を撮ることがなくなってしまったからです。

✅治療前(写真1)

 
脂漏性角化症やほくろなどが多数混在しています。
ZOセラピューティック治療を開始しました。

✅3週目(写真2)

 
左半顔に炭酸ガスレーザー(アキュパルス)を施行しました。
施行部位が少なければ、ハイドロコロイド材を貼り、その上からセラピューティック治療を続行しますが、これだけ多数箇所になると、半顔だけセラピューティック治療を1週間中止し、治療した側だけ軟膏治療を行って傷の治りに専念します。

✅4週目(写真3)
同様に右半顔にも炭酸ガスレーザー(アキュパルス)を施行しました。

✅18週目:セラピューティック終了時(写真4)

 
ZOセラピューティックのため18週間していました。
肌質改善効果もでています。

✅終了後 7ヶ月目(症例1-5)

 
再発もなく、レチノールによる肌質改善効果が継続できています。

この症例で、もしセラピューティック単独治療のみであったならば、満足の得られる結果は全く得られていなかったと思います。

しみをゼロにもっていく治療の際に、ほくろや脂漏性角化症などの皮膚腫瘍類をとることは、非常に重要と考えています。

同じ茶色の丸を治療するのであれば、しみよりも色が濃いことが多いほくろや脂漏性角化症無くした方が効果的ですし、しみは再発することがありますが皮膚腫瘍類は取れば再発しないことが多いため、治療効果が長期に見込めます。

セラピューティック治療で感嘆するような結果を出すためには、しみレーザーだけでなく、炭酸ガスレーザーも合わせて使用することが必要です。

注1)炭酸ガスレーザー施術は、使用する機器の種類と技術で結果に差ができる可能性のある施術です。
注2)これは私個人の現時点での治療方法の一つであり、 GAUDISKINとして定められた治療法ではありません。担当される先生の方針に沿って治療をお願いいたします。

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